公共政策大学院 研究計画書の書き方
はじめに
公共政策大学院を受験予定の方で研究計画書をどう書けばよいか迷っている方は大勢いるでしょう。私もその一人でした。出願する院が決まって入試要項を確認した時に「研究計画書」の文字を見た時のなんとも微妙な気持ちは今でも覚えています。そもそもメインで研究がしたいなら通常の研究科を受けるべきでは?と思ったり、先行研究や参考文献を載せなければならないのかといった疑問がわいたりして困惑していました。
インターネットで検索すると東大のものはある程度検索に引っかかりましたが、他の大学となるとほとんど見つかりませんでした。研究計画書の添削を受けるためだけに大学院予備校に通うことも検討しましたが研究計画書のためにそこまでするのかと思い、やめました。(嘘です、お金がもったいなかったからです)さらに、ゼミの先生に相談しようにも長期出張で海外に行ってしまっているという八方塞がりの状態でした。結局、本を買ったり、ブログを読んだりして何とか書きました。
研究計画書とは?
研究計画書とは文字通り研究計画について書かれた書類です。研究とはなにか、計画とはなにかということまで踏み込んで書くと文字数が大幅に増えてしまう(わりに特に有益でもない)ので省略しますが、そもそも公共政策大学院では研究を行うのかということについては書こうと思います。
公共政策大学院は、他の研究科と比較して研究に対する比重が軽いように思います。一般的な文系大学院(法学研究科や経済学研究科など)は研究が目的であるのに対し、うろ覚えで恐縮ですが、公共政策大学院は高度な職業人の養成が目的であったと思うので、研究はその目的に資する限度で行われるものと思います。ですので、研究したい事が明確に決まっており、研究計画書がすらすら書けるという場合はそもそも公共政策を受ける意味があまりないのでは?と思っていました。
しかし、カリキュラムを調べてみると、どの公共政策大学院でも研究やリサーチペーパーのような授業が必修で設けられていました。そこでは実質的に他の研究科とあまり変わらないような研究活動を行うことが求められるようです。ですので入学後、この授業に参加する際にどのようなテーマを題材として研究を行うかや、実現不可能でないかなどをあらかじめ把握しておくことは意味がない事はないと思うようになりました。
そうはいっても、研究科と比べるとやはり研究色は薄いように思われますし、修論という形での論文が卒業要件として課されていないことを考えると研究がメインとはいえないでしょう。
余談ですが、この研究計画書は東大や京大の公共政策大学院では学習計画書とされているらしく、私もそちらの呼称の方が適切であると思います。
書くときのポイント
書くときに私が注意した点を箇条書きでまとめておこうと思います。
・自分の興味のあるテーマにする
・実現が可能なものにする
・先行研究で同じ内容の研究がないか調べる
・大学院の授業と関連させる
・学部での学習と関連させる
・面接で聞かれても困らないことしか書かない
くらいですかね。また、思い出したら更新します。
実際に書いた計画書も載せようと思ったのですが、長くなりすぎるので別のタイトルで投稿します。
では
※こちらに載せました
https://takenokoyaketa.hatenablog.com/entry/2020/01/01/214840
2020/11/30追記
研究計画書の書き方を含む公共政策についてや官公庁の就活についてのご相談がある方はchahantakana1410@gmail.comまでメールしてください。就活が終わり時間的に割と余裕があるので、可能な限り返信します。