『仕事は楽しいかね?』感想
はじめに
こんにちは!
今回から私が読んだ本の要約や感想をブログに書こうと思います。
このような書評的なものを書こうと思った理由は大きく二つあります。
一つは読んだ本の内容を忘れないようにするためです。これまで色々な本を読んできましたが、そのなかでどれくらいの本が自分のためになっているかと言われると、あまりないように思います。また、自分のためになる以前に、内容すらあまり覚えていない本も多数あるので、ブログに書くことによって再度内容の復習ができればと思いました。
二つ目は文章によって何かを相手に伝える練習です。これまで文章を書くこと自体はそれなりにしてきたつもりです。ただ、今まで書いてきたものは自分の日記であったり個人的なメモであったりと、自分が理解できれば良いものがほとんどでした。しかし、文章によって伝える力を鍛える必要があると思っています。鍛える手段としては、自分の知識や経験を外に出すだけでなく、そもそも外にあるものをどのように伝えるのかということもやっておくと良いかなと思ったためです。
前置きが長くなりましたが、ここから本題です。
今回はデイル・ドーテン著の『仕事は楽しいかね?』について書こうと思います。
※要約及び感想は個人的なものです。入試問題のようにきちんと要旨を拾ってまとめるというよりは、自分が大切だと思ったことや考えたことをまとめたり書いたりするつもりです。なので、客観的というよりは主観の強いものになると思います。ご了承ください。
ポイント
試すことが大事
成功に秘訣があるのならば、すべての人は成功している。
様々なことを何回も試して、まぐれ当たりするのが「成功」である。
感想
内容はビジネス書ですが、老人とサラリーマンの対話が小説の形式で書かれており読みやすかったです。また、小説形式のためビジネス書特有の退屈さのようなものをあまり感じることなく読み進めることができました。一冊読むのに1時間と少しくらいしかかからなかったので、少しだけ時間に余裕のある人にもおすすめです。
この本を通じて大切だと感じたのは、思考と行動の順序です。これまでは考えてから行動するということが大切だと思っていました。その行動をとることによって何が起こるのかをある程度考えてから行動することが正しいと思っていましたし、またそのように教えられてきたように思います。
しかし、考えすぎることによる害もたしかに存在します。私が直近でした後悔としてはとある草コインを買おうか買うまいか迷っている間に、価値が約2倍になっていたということがあります。投資とビジネスでは少し違う部分もあるでしょうが、失敗してから学べばよいという心づもりでいたならば、引っ越し資金くらいはたまっていたことでしょう。
また、行動した後にその行動から何を得るかということも大切であると思いました。本書では「失敗ではない出来ないことが分かったのだ」というエジソン理論が随所に出てきます。
これについては結局スパンの問題だと思います。長期的にみて成功に結び付くような失敗というのはもちろんあると思いますし、そのような失敗は失敗ではなくなるでしょう。しかし、長期的にみて(究極的には自分が死ぬまで)失敗だったものは、やはり失敗なのかなと思います。もちろん例外を挙げることは簡単で、死んでから世界的な画家となったゴッホなどは当てはまらないでしょう。とはいえ、大概の人間は生きているうちにいわゆる成功を成し遂げたいと思うのではないでしょうか。
これからは、考える時間を控えめにして行動に移すことと、失敗を失敗にしないために振り返る時間を増やすことを心掛けたいと思います。
では