ある文系の思議録

公共政策大学院→国家公務員3年目です。

公共政策大学院 面接対策

こんにちは川本です。

今回は公共政策大学院の面接についてです。私が院試を受けるにあたって最も情報が足りなくて苦労した部分は研究計画書ですが、2番目に苦労した部分は面接です。とはいえ院進学を決める前に、公務員試験の面接は2回ほど経験していたのでその部分は有利かと思ったりしましたが、公務員のうち片方は落ちていますし、官庁訪問再チャレンジ勢やずっと公共政策志望の人達と比較すると自分の面接スキルは低いものであったと思います。ですので今回は面接についてどのような準備をして、実際どうだったかということについて書いていきたいと思います。

 

準備

準備としては研究計画書の充実と民間就活を行いました。

 

研究計画書は自分で書き上げたものを日を空けて自分で見返し、疑問点や質問したいと思ったところについてどう答えるかを整理しておきました。また友達に見てもらい、友達からのフィードバックももらいました。また、研究の内容についてはどの時期にどのようなことを行うかということも一応決めておきました。(聞かれなかったですが)

また、先行研究については関連する論文を2本と専門書1冊ほど読み、要点をワードでまとめ暗記し、専門知識的なことを聞かれても答えられるように準備しました。

 

民間の就活ではとにかく面接の機会を確保しようと思い、少しでも興味があり、日程的に申し込めるならエントリーしていました。(正直、内定をもらっても入社しないであろう企業にもESを提出してました)

とはいえそもそも夏採用をやっている企業が少ないことに加え、そこまで練っていないESを出していたため実際に面接にたどり着いたのは5社でした。

一次面接で落とされることはなく、二次面接で落とされたのが2社、最終面接を辞退したのが1社で、2社からは内々定を頂くことができました。辞退した企業は選考が長引き最終面接の日が院試の後だったことと、それまでに内定を頂いた企業の方が志望度が高かったため辞退しました。(面接の前日にメールで辞退しましたが定型文ではなさそうな返信があり無反応だろうなと思っていたので驚きました笑)このあたりのことはまたタイトルを分けて詳しく書こうと思います。

 

 

本番

※あくまで私の体験談です。

予定時間の20分前に最寄り駅に着き、時間的には少し余裕があると思っていたところ、駅から大学までのんびり歩いていたら10分が経過しており、焦りました。大学の校門から控室までは走って行ったので、控室の中で汗を拭っていた記憶があります笑

予定時間になった瞬間に係の人に呼ばれ、面接会場(教室)に案内されました。扉を二回ノックして部屋に入ると、二人の面接官の方がいました。

面接は面接官の方が質問をして、私がそれに答えていくという一般的な形式で進んでいきました。前半は研究計画書に沿って質問されました。質問の途中で、私がやりたい研究として書いていた事柄について他分野と絡めた質問がされ、他分野との関連性についてまでは事前に考えていなかったので、わかりませんと答えました。その場で考えて何とか答えようかとも思いましたが、全く見当違いなことを言ってしまう可能性を考え、素直に答えました。一通り計画書のに関する質問が終わった後、自己PRが求められ少し驚きましたが、民間就活の経験から自分でも驚くくらい流暢に言葉が出てきました。自然すぎて逆に不自然だったかもしれないです笑 自己PRの後、希望する進路についての質問がいくつかありました。公共政策大学院では公務員を志望する人が多いこともあってか公務員以外の進路も考えているか が見られていたような感じがします。

時間は約20分くらいでした。

 

 

振り返り

結論としては、準備できることはすべて準備するべきだと思います。具体的に何をやるのかというと、研究計画書に関する想定問答集づくりと面接の対策をしておくべきだと思います。

研究計画書は面接の中で必ず触れられる重要な書類だと思いますし、志望動機やなぜ院進という選択肢を選ぶのかという基本的な質問に答えられなくては学歴ロンダorモラトリアムの延長で院試を受けていると思われてもやむを得ないと思います。

面接対策についてですが、思考の瞬発力を鍛えておくのが良いと思います。私も研究計画書に関することは完璧に答えられると思っていたのですが、専門分野に関する質問で、まさか他分野と絡められるとは思わなかったですし、予想外の質問に対してのアドリブを利かせられるようにしておいた方が良いと思います。

民間企業の面接では嘘をつく場面が何度かありましたが、院試の面接であれば嘘を浮かなくても良いと思います。というより、嘘をついた方が高評価になるだろうという質問に出会いませんでした。 

最後に反省点ですが、日記を読み返していたら、返答が長くなりすぎる場面が一回あったと書かれていたので、質問に対しては簡潔に答えるのが良いと思います。

体感としては院試の面接は民間の面接よりはるかに和やかでした。目的が異なるため、両者を単純に比較するのはあまり意味のないことなのかもしれません。ただ聞かれたことに対して的外れな答えを繰り返すなどをしなければ普通に合格するように感じました。

しっかりと準備すれば大丈夫です!頑張ってください!

 

では

(初めて行ったためか少し恥ずかしさを感じているカフェの中より)